時は1831年、地球のどこかで大噴火が起き、大量の灰と煙を吐き出した。北半球では空は暗くなり、気温は低下。作物は実らず人々は飢えに苦しんだ。これほど大きな影響を与えた噴火だが、これまで火山の位置は謎に包まれていた。だがこのほど、英国セント・アンドリューズ大学の火山学者チームによって、その位置がついに特定された。グリーンランドの氷床に閉じ込められていた火山灰の分析によれば、その火山は千島列島の中部、新知島(しむしるとう)にある「緑湖カルデラ」であるという。約200年前に地球を寒冷化させた火山噴火、その謎が解明 今回、英国セント・アンドリューズ […]