性加害疑惑の永野耕平岸和田市長を大阪維新の会が除名にしなかったため市長の座に居座ることに。そして永野市長は自分を肯定してくれた立花孝志氏にお礼の電話。市民不在の維新・N党政治に決別を。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
にほんブログ村
社会・政治問題ランキング
2008年の大阪府知事選挙で自公両党から推された橋下徹氏が当選。
2010年に大阪維新の会、2012年に日本維新の会を創設したのですが、なぜその維新を私が日本一の悪党と呼ぶかというと、とにかく言動が粗暴なんですよ。
橋下氏がやったように敵対者を
「アホ ボケ カス」
となじって怒鳴るような政治家がいたら、それまでなら轟々たる非難を浴びたでしょうが、彼は今のSNS政治家のはしりで当時のツイッターと記者やテレビカメラの前で話す内容を変えて、旧ツイッターでは言いたい放題してきたわけです。
パワハラ疑惑で二人の県職員を自死させた斎藤元彦兵庫県知事が失職と出直し選挙への出馬を表明した日、日本維新の会創設者の橋下徹氏が大阪高裁の名誉毀損判決でまた敗訴。「飴と鞭でマスコミをDVして服従させた」
橋下氏は2011年11月8日には、
「非常識な権力機関である週刊誌に対しての権力チェックも必要です」
「バカ文春やバカ新潮も自分たちもチェックを受ける権力者だと言うことを自覚しろ」
と言い出して、ツイッターで橋下氏の取材をした週刊文春と週刊新潮の記者の名前を列挙した上で、
「風俗や飲み屋にでも行って失敗もあるでしょう。普段人のことばかり調べてるんだから自分が調べられる立場を経験しなさい」
「男なんて女関係で必ず失敗があるはず」
と、逆に記者たちの身辺情報を募集したんです。
やってることがN党の立花孝志氏そっくりでしょう?
それでこんな記事を書かれてしまったという(笑)
【#橋下徹が諸悪の根源】玉木雄一郎氏のように要職に在りながら不倫をし、立花孝志氏のように「敵」の自宅前で脅迫してデマを言う。今の倫理観なき乱暴な政治はすべて橋下徹氏が始めた【#橋下徹をテレビに出すな】
あと、維新の粗暴さを具体的に表すものとして、金に関する不祥事とともに性加害事件が多すぎます。
大阪維新の会から公認され2期目の永野耕平岸和田市長が2019年からおよそ1年半にわたり、政治活動の中でかかわりのあった大阪府内の女性に性行為を強要したとして損害賠償を求められ、大阪地裁の裁判で謝罪と解決金500万円を支払うことなどで和解が成立したことが先日バレました。
女性は性的暴行の疑いで被害届を出しましたが市長は不起訴となったため、2022年に大阪地方裁判所に民事裁判を起こし、市長に2200万円余りの損害賠償を求めていたというのです。
精神的に追い詰められた女性は体調を崩し、2021年春から休職し、心的外傷後ストレス障害(PTSD)と診断されたんだそうです。
永野市長はこの女性との性交渉に「同意があった」と主張していましたが、大阪地方裁判所は和解勧告を出すときにわざわざ
「市長は女性の雇用を左右しうる優越的な立場にあり、市長の地位などを考慮すると対等の関係とは言えない。公人であり、配偶者もいることから非難は免れない」
などという所見を示しています。たぶん女性は岸和田市役所の市職員だったんでしょう。
そして、11月14日に永野市長が謝罪して500万円の解決金を支払うことで和解が成立したということですから、これは実質敗訴です。
永野市長の事件については下の記事で触れたのですが、独立の記事にしておけばよかった。
かつて維新から選挙に出ていた田淵正文容疑者が衆院選東京26区で運動員にバイト代を支払う約束をしただけで逮捕。公職選挙法の買収という実質犯はそれだけ重い。斎藤元彦兵庫県知事の疑惑は百条委員会設置に値する
さて、この永野事件について弁護士として注釈を加えると、何も非がない人が裁判で謝罪をしたり、ましてや慰謝料を払うことなんてありえません。
日本で500万円の慰謝料と言ったら一般人に対する支払額としてはマックスと言ってもよく、相当な悪事をしてないとそこまでの慰謝料を払うことはあり得ません。
この裁判は実質的には永野氏の完全敗訴だったといえます。
そして永野市長は、この和解内容がバレて大阪維新の会から先週末にとうとう離党勧告されたのですがそれでもまだ市長を辞めなくて、維新から除名されたら辞職すると明言していたんです。
そもそも、維新から離党勧告を受けただけなら市長を続け、除名されたら市長も辞めるって、どれだけ維新が大好きなんですか。
今日1/23から岸和田市長選挙がはじまりました!
私、永野耕平は二期目の挑戦です!
雨の中、吉村洋文代表をはじめ、維新の同志がたくさん駆けつけてくれました。
投票日は1/30
次の四年のまちづくりについて、しっかりと訴えてまいります。
よろしくお願いします。 pic.twitter.com/xs3S7NsWiv
— 永野耕平 (岸和田市長) (@qohey4251) January 23, 2022
吉村洋文氏が日本維新の会の代表に。新型コロナで全国最多の死者を出した無能の人イソジン吉村氏に、国政政党維新代表・大阪府知事・大阪維新の会代表・大阪万博副会長理事の4刀流は絶対無理だ。
市民不在、被害者の女性不在で、維新ありきのこの進退の決め方どうよ。
永野市長の出処進退の判断軸には被害女性や市民からの目線は全くなく、維新からどう判断されるかしか気にしていないのには驚きました。
さらに維新も維新で、この永野市長が市長職を続けられるようにやはり除名にはせず離党にとどめたんですよ。
つまり維新だけに以心伝心で永野市長と裏で話は出来ていたのでしょうが、永野氏が市長を続けられる程度の処分にしたというわけ。
横山大阪市長に代わっていつの間にか大阪維新の会の幹事長になっていた杉江友介氏は
「女性の主張が全て真実であれば除名相当だと思っておりますけど、裁判所での和解も成立しており、事実認定ができない中で最終的に『永野市長ができる範囲で説明された』が、我々も一緒にやっていくのは難しいということで『離党勧告』という処分を下すという判断に至りました」
と説明していますが、女性の主張がすべては真実だと認定できないから、除名にはせず離党勧告って理屈ですか?
それこそセカンドレイプやん。
この維新の(長野市長に対してだけ)「温情ある」判断で永野氏は岸和田市長の座にとどまることにしたのですが、市議会は市長の出席を拒否したため、大混乱になっています。
日本維新の会の新代表になった吉村氏は不祥事を誤魔化すことに関してはベテランでまさに匠の技。
日本維新の会の代表選挙、吉村洋文候補は創設者である橋下徹氏の傀儡だ。「維新は第2自民党でいい」などと本当のことを言ってしまうネコ馬場代表の首を切って吉村氏に挿げ替えるのが橋下氏の元々のプランだった。
大阪維新の会所属政治家の性加害事件と言えば、日本維新の会の衆議院議員だった椎木保容疑者(58)が、東京・歌舞伎町のカラオケ店で中学1年生の女子生徒に性的暴行を加えた疑いで、2024年9月9日に逮捕されました。
警視庁によりますと、椎木容疑者は歌舞伎町の路上にいた女子生徒に声をかけて2人で店内に入り、その後、そのカラオケ店の店員が110番通報をして事件が発覚したとのことです。
取り調べに対して維新の元議員である椎木容疑者は
「2人で店に入りましたが乱暴はしていません」
と容疑を否認しているということですから、58歳のおっさんが中1の女の子をナンパしてカラオケボックスに入るだけで、キショすぎるでしょう。
維新は政界のごみ溜め、不祥事のデパートとはよく言ったものです。
椎木保被告人の話も下の記事の冒頭で触れたのですが独立の記事にしておけばよかった。
どうしても性加害事件の話を書きたくないからか、無意識に他の情報に埋没させてしまう傾向があり反省です。
【#維新クオリティ】日本維新の会推薦で当選した斎藤元彦兵庫県知事が初めて涙を流した理由は元職員の死を悼んでではなく、自分に辞職を求めてきた「自民と維新のことを考えて」。維新はサイコパス政党だ。
さらに2023年6月3日には、維新の女性市議への不適切な言動が問題となっていた笹川理大阪府議(前大阪府議団長)について、除名処分にしました。
笹川氏は週刊文春に5月17日から連続して記事を書かれ、その中で2015年に維新所属の女性大阪市議にパワハラ・ストーカー行為をしていたことを第1弾ですっぱ抜かれました。
しかし維新が笹川府議団長を厳重注意にしかしなかったため、文春は第2弾では笹川府議が女性市議に性的な関係を求めるようなLINEを送っていたことをさらに報道しました。
それでやっと5月17日の初報から実に3週間近く経ってようやく除名したんです。
とにかく性加害事件が多く、それが発覚してもなかなか除名にはしないのが維新の会クオリティなんです。
【#維新クオリティ】維新の会の前大阪府議団長、パワハラ・セクハラ・ストーカーの笹川理大阪府議を維新がやっと除名。政治団体の収支報告書を2年連続で未提出の橋本府議には離党勧告。#維新は不祥事のデパート
参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
大阪府泉大津市長選での立花孝志「候補」について全国の報道業者は批判しなさい。 #立花孝志に騙されるな #立花孝志包囲運動 #立花孝志から社会を守ろう #立花孝志の逮捕まだですか #報道業者への不満
編集後記
【#立花孝志に騙されるな】自己破産もありうる立花孝志氏が泉大津市長選に出馬し「私が稼いできたお金をみなさんに還元する」←かつて「バカに票を入れてもらう方法を考えるのが本当に賢い人」と言っていた(呆)
この岸和田の永野市長はN党のモンスター立花氏に電話でお礼を述べたことを明らかにしています。
立花氏が「僕に対して理解してくれるような投稿がありましたので、お礼を言いました」というのです。
全く、パワハラ・おねだり等々で県職員を2人死なせてしまった斎藤元彦知事やこの維新の永野市長にとってみたら、立花氏は(堕)天使ってわけです(-_-;)。
それにしても、泉大津で立花孝志市長、岸和田には永野耕平市長となったら、大阪府の南側はさぞイメージも治安も悪くなることでしょう。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
にほんブログ村
社会・政治問題ランキング
橋下氏「週刊誌もチェック受ける権力者」 文春・新潮の記者個人名さらして攻撃
2011.11.09 18:59 J-castニュース
橋下氏「週刊誌もチェック受ける権力者」 文春・新潮の記者個人名さらして攻撃
大阪府知事選の告示を2011年11月10日に控え、橋下徹前知事(42)がツイッターで攻勢を強めている。告示後のウェブサイトの更新やツイートの発信は、基本的には公職選挙法に抵触すると解釈されており、「最後の更新」とばかりに熱が入っているようだ。
橋下氏が特に敵意をあらわにしているのが、ネガティブキャンペーンを繰り広げている週刊新潮と週刊文春に対してだ。反論の内容は、自らの出自に関する両誌の報道が橋下氏の家族に悪影響を与えたことのほか、囲み取材に来ずにファクスで大量の質問をぶつけてくる取材手法についてなど、多岐にわたる。
記者の身辺情報を募集
橋下氏のツイッター。文春・新潮に対する批判を続けている
ここ数日で特に橋下氏が強調しているのが、メディアという権力に対するチェック機能のあり方。2011年11月8日朝には、
「非常識な権力機関である週刊誌に対しての権力チェックも必要です」
「バカ文春やバカ新潮も自分たちもチェックを受ける権力者だと言うことを自覚しろ」
と、「メディアもチェックされるべき」との主張を展開している。
ただ、その具体的な方法が非常に独特だ。ツイッターでは、橋下氏の取材にかかわった週刊文春と週刊新潮の記者の名前を列挙した上で、
「風俗や飲み屋にでも行って失敗もあるでしょう。普段人のことばかり調べてるんだから自分が調べられる立場を経験しなさい」
「男なんて女関係で必ず失敗があるはず」
と、身辺情報を募集しているのだ。週刊誌の記事には署名が入らないことが多く、週刊誌の記者の名前がネット上で公表されるのは珍しい。
この橋下氏のやり方には、異論もある。例えば「週刊現代」元編集長の元木昌彦さんは、今回問題となっている出自の問題を含めて
「週刊誌が有権者に判断材料を提供することは重要で、それほど大きく批判されることではない」
との立場で、今回のメディア批判についても、
「例えば、編集長に対して『公の場で議論しよう』と呼びかけるのであれば理解できる。だが、個別の記者を攻撃するのは、自分が持つ権力の大きさを認識していないのではないか」
と、過剰反応だと批判している。
橋下氏から痛烈な反撃を受けている形の文春・新潮の両誌だが、11月10日発売号の内容を見る限り、再反論は低調だ。週刊新潮は、「バカ新潮」のくだりについて
「血走った眼でパソコン、あるいは携帯の画面を凝視し、一心不乱に文字を叩き込む橋下氏の姿が目に浮かぶようである」
と皮肉るにとどまっており、週刊文春は、ツイッターの書き込みに対する反論すらしていない。
ホリエモンが日本テレビ記者を名指しで批判
なお、著名人が記者の実名を公開して批判を展開した事例としては、元ライブドア社長の堀江貴文受刑者の例が知られている。堀江受刑者のツイッターや著書「徹底抗戦」(集英社)では、自らの私生活を盗撮されたり、私的な電話を無断で放送されたりしたなどとして、日本テレビの記者が名指しで批判されている。収監直前の11年6月にも
「フライデーに盗撮されたなう!でも発見して名刺もらったなうw」
として、ツイッター上で写真週刊誌「フライデー」記者の名刺の写真を公開している。
上場企業も同様の手段に及ぶことがある。読売新聞が09年6月に「楽天が顧客情報提供」という見出しで、「楽天が加盟店にクレジットカード情報を提供している」などとする記事を掲載した際には、楽天は読売新聞社会部記者を名指しした上で、
「このような消費者の不安を煽るようなミスリーディングな記事を掲載されたことは大変残念であり、誠に遺憾です」
とする文章をウェブサイトに掲載。後に記者の個人名は削除された。
2024年12月8日 21:10 日本経済新聞
地域政党・大阪維新の会は8日、所属する大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)が提出した離党届を受理すると発表した。性的関係を強要されたとする女性と訴訟で和解したのを受け、離党を勧告。本人が不倫を認めて謝罪した6日の記者会見での説明を踏まえ、改めて綱紀委員会を開いた。
維新幹部は、説明内容で関係の強要が認められれば除名する可能性に触れていた。永野氏は除名の場合は辞職する考えを表明。離党届が受理されれば続投する意向だった。
2018年に維新から立候補した永野氏は現在2期目。会見では強要はなかったとする一方、不倫について「人の道を外れる行為だった」と謝罪した。〔共同〕
大阪 岸和田市長が継続の意向 市議会は市長の出席を拒否
12月09日 15時27分 NHK
女性との性的関係をめぐる裁判で和解し、大阪維新の会を離党した大阪・岸和田市の永野耕平市長は9日、市議会で「誠実な仕事で市民に尽くしたい」と述べ、市長を続ける意向を示しました。
一方、市議会は市長に対して今月の議会に出席しないよう申し入れ、午後からは市長が欠席して議案の説明が行われました。
岸和田市の永野市長は、女性との性的関係をめぐる裁判で市長が謝罪をして、500万円の解決金を支払うことで和解し、先週、記者団の取材に対し「不倫の関係にあり、極めて不適切だった」とする認識を示していました。
これについて8日、所属する大阪維新の会は「できる範囲で説明が尽くされた」などとして離党を勧告し、市長は、離党しました。
永野市長は9日午前の市議会で「2019年から1年半ほど、女性と交際関係にあった。性加害や女性の権利を侵害することはなかった」などと述べたうえで、「不貞行為について心からおわび申し上げる」と謝罪しました。
また、複数の議員が辞職すべきだと指摘したのに対し「不貞行為を許せないという市民もいると思うので、誠実な仕事で市民に尽くしたい」と述べ、市長を続ける意向を示しました。
これに対して市議会は「市長が説明責任を果たしているとは判断できず、提案された議案について市長と質疑をすることは難しい」として、全会派一致で今月の議会や委員会に出席しないよう求め、烏野隆生 議長が直接、市長に申し入れました。
市長はこれに応じて午後からの本会議は欠席し、副市長が議案を説明するなどしていて、市によりますと、こうした対応は異例だということです。
岸和田市議会の烏野隆生 議長は「今後、不信任案の提出や問責決議など議会としての意思表示をしていきたい」と話していました。
永野市長は「通常は私が出席してご説明するところですので、戸惑いも感じています」とコメントしています。
【吉村代表“進退は市長が判断”】
大阪維新の会の吉村代表は大阪府庁で記者団の取材に対し、岸和田市の永野市長を離党勧告の処分としたことについて、「女性の主張が事実であれば除名処分に相当すると思うが、双方の主張が違う中で裁判上の和解が成立していて、事実関係を認定できない部分がある。ただ、市長の行為は党の信用を毀損するものであることは間違いないと思うし、仲間としてはもうやっていけないという判断だ」と述べました。
また、永野市長が続投する意向を示したことについては、「真実は市長自身にしかわからないということになる。進退については、市長が決めることだ」と述べました。
「不倫の関係にあった」女性と『性的関係』500万円支払いなどで和解した岸和田市長 N党立花党首との電話明らかに「僕に対して理解してくれるような投稿。お礼言いました」
関西テレビ
2024年12月6日 金曜 午後6:46
大阪府岸和田市の永野耕平市長が女性との性的関係を巡って謝罪することなどで和解した問題で、4日、所属する大阪維新の会が十分に説明をしなければ「除名」処分とする決定をした。
一方市長は5日、「説明責任を果たすため、相手方に協議を申し入れたい」と話していた。
■【動画で見る】「不倫関係にあった」と謝罪 これまで「自分に非はない」と主張の岸和田市長 性行為強要と女性から損害賠償を求められ和解
市長は6日午後の会見で、女性と不倫関係があったことを認め、謝罪したうえで、自身の進退については「まずかったのと思うのは不貞行為、家族にしっかりと話して、市政はこれまで以上にしっかりやっていきたい」と続投の意向を表明した。
また、NHK党の立花党首に電話したことを明かし、その理由について、「僕に対して理解してくれるような投稿がありましたので、お礼を言いました」と語った。
■大阪地裁 和解調書で市長が「優越的な立場にあった」
2019年からおよそ1年半にわたり、性行為を強要したとして、政治活動で関わりがあった大阪府内の女性から損害賠償を求められた永野市長。謝罪と解決金500万円を支払うことなどで和解が成立した。
大阪地裁は和解調書で市長が「優越的な立場にあった」とする異例の所感を示した。
大阪地裁の和解調書:被告は優越的な立場にあって両者の間には社会的な上下関係が自ずと形成されていたと認めるのが相当である。被告は公人であるとともに配偶者を有する身であることも考慮すると、原告と性的関係を持つことはよくよく自制すべきであったとの非難を免れることはできない。
■「自分に責任はない」と認識示す
この記事の画像(7枚)
市議会は3日、全員協議会を開き市長を追及したが、市長は「自分に責任はない」との認識を示したうえで、裁判記録に閲覧制限がついていることなどから詳しい内容について説明しなかった。
永野市長:和解後に僕から何か申し上げることはございません。
Q女性に対して謝罪は?
市長:僕に責任があることは認められてませんので、それについて謝罪はしておりません。
■市長から十分な説明なければ『除名』維新が決定
さらに、永野市長が所属する大阪維新の会は綱紀委員会を設置し、4日、聞き取り調査を行うため永野市長に出席を求めたが、市長は欠席。 こうした市長の一連の対応を受けて維新は、「離党勧告」を行うとした上で、今月8日までに十分な説明がなければ「除名」処分とする決定をした。
■「秘匿」の姿勢一変し「やめるような悪いことはしてない」
市長はこれまで会見や議会で説明を求められても、「秘匿」という姿勢を貫き続けてきたが、5日の会見では一変し、「女性側と協議し、話せることを話したい」と心境の変化を述べた。
市長:相手方の代理人に、こちらから『この程度なら言っていいですか?』という協議を申し入れたりとか、裁判所に対して『非開示の決定(内容)』について、開示させていただけないかということを申し出て、和解調書の内容について、皆さんに知ってもらえるようになったらいい。
(Q.なぜこのタイミングで開示を求めたいと思った?)
市長:僕が想像していた以上に誤解もされていますから、もうちょっと話したいなという気持ちになっていった。
また、自身の進退についても、続投の意向を示した。
市長:進退について、基本的には前から変わってない。辞めるような悪いことはしてないので、しっかり頑張っていきたい。
■吉村代表「もう一度綱紀委員会を開催して方針を判断」
大阪維新の会の吉村代表は6日の囲み取材で、市長が会見を行うことに対して「岸和田市長が説明果たすということで会見されるとお聞きしました。会見についても記者の皆さんから質問がなくなるまでやると聞いています。(会見の)内容を見たうえで、もう一度綱紀委員会、役員会を開催して方針を判断することになると思います。今日中というわけにはいかないと思いますけど、日曜日までがもともと期限なので日曜日中には対応することになると思います」と答えた。
また、市長に対して綱紀委員会への出席を求めるかどうかについて、「そうなる(求める)と思います」と答えた。
一方、市長は3日、市議会に対し「除名」処分を受けた場合は、辞職する考えを明らかにしていている。
市長:維新の会のルールの中で除名されたら、議員であったり、市長であったり、役職を辞任すべきであると書かれている。その場合は、そのような対応(辞職)になると思っています。
また、市長は維新の会に対し「離党届」を提出していますが、受理されていないということだ。
■不倫関係にあったこと認め謝罪も 「これまで以上にしっかりやっていく」と市長続投の意向
一連の騒動をうけ、市長は6日午後2時半から会見を開き、女性と不倫関係があったことを認め、謝罪した。
永野市長:これまで非がないというご説明させていただいていましたが、刑事責任がない、損害賠償責任がないという意味でありました。ただすべてにおいて非がないという意味ではなく、数年前から一定期間、一般女性と不適切な関係、不倫の関係にありました。このことについては認めて、心から謝罪させていただきたいと思っております。
また自身の進退について問われると、「まずかったのと思うのは不貞行為についてでありますので、家族にしっかりと話して、市政についてはこれまで通り、これまで以上にしっかりやっていきたいと思います」と続投の意向を示した。
■不貞行為「関係ない」当初の発言 「間違っていた」と市長
Q11月28日の囲み取材で不貞行為について「関係ない」といった発言があり、「そういうこと(不貞・不倫)はないです」とはっきり否定された場面もありましたが、今の話を伺うと説明が食い違っているように思うが受け止めを?
永野市長:内容について話せない中での取材での対応でしたので、戸惑いがありまして、不貞行為については『自分に非があるなぁ』と思っていたんですけど、ただそれを言ってしまうと、内容にどんどんどんどん触れていくことになりますから、そこは言うわけにいかない。ただウソを言うのもおかしいなぁと、そういう中で、自分としては取材に対する答えを『間違っていた』と思います。
Q当時の答えは間違っていた?
「はい」
■立花氏と電話「僕に対して理解してくれるような投稿があったのでお礼」と市長
Q立花孝志さんがyoutubeチャンネルで「岸和田市長から電話があった」という動画をあげていると思うのですが、事実ですか?
永野市長:電話しました。SNSのDMで「ありがとうございました」と(自分が)書いたと思いますね。僕に対して理解してくれるような投稿がありましたので、お礼を言いました。そのあと連絡先を交換して、電話で『どんな状況?」という話がありました。
大阪維新〝性的関係強要〟疑惑・永野耕平氏の離党届受理…市長居座りはスルー「進退はご自身がご判断」
2024年12月8日 22:11 東スポ
大阪維新の会は8日、大阪・岸和田市の永野耕平市長について綱紀委員会と役員会を開き、離党勧告処分とした。永野市長はすでに離党届を提出しており、同会の杉江友介幹事長は離党届を受理すると発表した。
永野市長は大阪府内の女性から繰り返し性的関係を求められたとして提訴され、500万円の解決金を支払うことで和解していた。
説明を求める大阪維新の会は4日に綱紀委員会を開いたが、永野市長は出席せず。同党で2番目に重い処分である離党勧告を行った上で、8日までに説明責任を果たさなければ1番厳しい除名処分にする方針を明らかにしていた。
この日、午後4時半から党本部で行われた綱紀委員会に永野市長が裁判の和解調書を持参し、1時間程説明したという。
杉江幹事長は「永野市長も出席され、相手方の弁護士に確認を取った上でできる範囲、最大限の説明を尽くしていただきました。綱紀委員会において『離党勧告という処分が相当』という判断に至った。その後、役員会も開催し、議論を重ね、女性の主張が全て真実であれば除名相当だと思っておりますけど、裁判所での和解も成立しており、事実認定ができない中で最終的に『永野市長ができる範囲で説明された』が、我々も一緒にやっていくのは難しいということで『離党勧告』という処分を下すという判断に至りました」と説明した。
永野市長は党から除名された場合、職を辞するとしていた。結果的に離党勧告となったことで、市長の座にとどまるとみられている。杉江幹事長は「それは僕が言うことではないかなと思っています。大阪維新の会として処分を下したことに対して、本人の進退はご自身がご判断すること」とした。
今後の党の規律について「人としてあってはならないことだと思います。所属議員にしっかりと注意喚起していく。議員とかいう以前の問題。党としては非常に情けない。次からないようにしていきたい」とコメントした。
上下ともクリックしてくださると大変うれしいです。
にほんブログ村
社会・政治問題ランキング