米の味は水で決まる
野菜に、土作り・野菜作りという言葉があるように米にもある。
人にそのようにして作られた野菜は作られた味であり、自然界本来の植物の味とは明らかに異なる。
米もまた土作り米作りで作られる。
幼少からそれらを食べ慣れているので違和感はないが、以前の方が美味しく感じていた。
その理由がわかったのは数年前だ。
野菜と違い米に最も影響を与えるのは水であり、肥料は水に流されても成長するまで水の補給は数ヶ月続く。
昭和初期と違って広大な平地の水田に水を張るには吸い上げた川の水が大量に必要。
川の汚染度が味の違いに表れている。
米どころ・酒どころと言われるように、それらは水が奇麗で美味しい地域を示す。
農業の機械化が進み大量の化学肥料が使用可能になり、各家庭に風呂が普及、電化製品の普及で入浴剤や洗濯洗剤の大量使用で河川は数倍も汚染されてしまった。
マリンビレッジ周囲もそうだが、全国の河口では泳げるのが当たり前だったが、砂浜の大半はヘドロで埋まり泳げる環境ではない。
今では山麓の田でさえ川からの水を流すバルブが整備されている。 自然任せでは水の補給が困難だからだ。
石油がもたらした農業だな。
農薬肥料を使わない自然農法においても、山から水量のある小川の水ではなく宅地や農地を流れる河川から汲み上げた水を使う限り汚染された異物は混入される。
山水だけで育った米は本当に美味しい。
たとえ多少肥料や農薬を使おうが水に流され、水が影響を及ぼす期間には敵わない。
この植物本来のエネルギーが米に表れる。米とは植物のタネだ。
マリンビレッジでは毎年のようにこの山水で育った米を大量に買い上げて使い、販売もしている。
むー塩だけ味わうとその美味しさがわかり・・
オメ目はコメコメクラブのリカちゃんの眼になる事間違いない。
ビレッジはコメの販売業者ではなく、特に今年の価格は高めだが、ぜひ食べていただきたい。
今年の山水米の玄米希望者はマリンビレッジのオンラインショップで。
sakura-yajinSTORE (sakurayajin.shop)