イスラエルとレバノンの国境付近にあるマノット洞窟の最深部から、カメの甲羅のように見える模様が彫刻された岩が発見された。ここは太陽の光も届かない建物8階分に相当する深部で、3万5000年前の旧石器時代の人々が集い儀式が行われた場所だと推測されている。しかもこの洞窟からは、我々の先祖、ホモ・サピエンスとネアンデルタール人両方の痕跡が発見されている。洞窟の最深部に潜んでいた儀式のための場所 イスラエル、ハイファ大学の考古学者オムリー・バルジライ氏率いる研究チームは、マノット洞窟の謎に迫った。この洞窟の奥深くでは、当時の人々がただ食べて生きるだ […]