自公政権を倒すこのチャンスに、立憲民主党の野田佳彦代表がまた日本維新の会について「路線は全く同じになった」「一本化しようという気持ちがある有力野党が出てきた」と評価。やはり野田氏は維新に逝け。
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もし、立憲民主党の代表選挙で立民創設者の枝野幸男氏が勝っていたら、こういう発言だけは絶対になかったのですが。
立憲民主党の野田佳彦代表は2024年12月5日のBS11の番組で、2025年夏の参院選改選1人区での野党候補一本化を巡り、日本維新の会との連携に期待感を示し、維新の吉村洋文代表と前原誠司共同代表が一本化に積極的な姿勢を見せていることを踏まえて
「路線は全く同じになった」
と述べたんです。
野田氏が代表だと立民と維新は路線が全く同じになるんですか?
そしたら、立民に期待する支持層や無党派層が望んでいる立民とはかけ離れているので、野田さん、維新に去ってくださいよ。
今、落ち目の維新をとことん追い詰めるチャンスなのに、野田氏は抱きついてきた吉村維新に何を助け船を出してやってるのか。
だから言わんこっちゃない。
【#立憲民主党代表選2024】明日は立憲民主党代表選本番。かつて自爆テロ解散で民主党政権を崩壊させて安倍政権の生みの親になり、今は「悪党」日本維新の会と組もうとしている野田佳彦氏だけは絶対選ぶな。
吉村氏は維新代表選で、維新創設者で自分のフィクサーである橋下徹氏考案の「野党予備選」を主張して
「(野党同士で)潰し合うよりは、まずは準決勝をやって(与党と)1対1の対決に持ち込むべきだ」
と主張しました。
この予備選構想について、野田氏も
「一つのアイデアだ」
と評価したのですが、あのね、本番の選挙の前に野党で予備選をやることは公職選挙法が禁止している「事前運動」にあたるとして、総務省からストップがかけられて、維新の内部でさえ候補者を絞るために予備選をやることは断念したんですよ?
選挙運動は、選挙の公示・告示日から選挙期日の前日までしかすることができません(公職選挙法第129条)。
違反した者は、1年以下の禁錮又は30万円以下の罰金に処することとされており(公職選挙法第239条第1項第1号)、選挙権及び被選挙権が停止されます(公職選挙法第252条第1項・第2項)。
事前運動はれっきとした犯罪なのに、なんで野田氏はまだ予備選が一つのアイデアだと言えるんですか?
それこそ斎藤元彦兵庫県知事の買収と同じで、あなたたち全員公民権停止になりますよ??
立民もぶっ壊す気の野田佳彦氏。
民主党政権を自爆テロ解散で崩壊させた安倍政権の生みの親、野田佳彦元首相が立憲民主党代表選挙に出馬表明。小泉進次郎が自民党新総裁に選出されるのが「一番怖い」と負ける気満々の敗北主義者にまた立民が壊される
そもそも法律的にも予備選はこのように禁止されていてやりようがないのですが、政治的にも有害無益です。
例えば、吉村氏が例に出した、事前の情勢分析で予備選に替えて野党側の候補者を決定するという方法を取ったとします(これもどの社のいつの時点での世論調査によるかなど技術的に困難すぎて、実際には不可能だが)。
これでも、第一に仮に予備選で立民と維新と国民民主と共産などで候補者が立民の候補者に絞れたとして、維新の支持者が立民の候補者に投票する強制力も保証も全くないのですよ?
立民に入れるくらいなら自民の候補者に投票するのが維新の支持者のマインドでしょうが。
逆に維新の候補者に一本化できたとして、立民や共産やれいわの支持者が維新の候補者に投票しますか?
しないでしょう?
だから予備選なんてやっても意味がないんですよ。
それくらいの実情も野田氏にはわからないんですか?
立憲民主党をディりまくってきた吉村氏は、今維新が落ち目だから立民に抱きつき戦術を取っているだけ。
そもそも裏切り体質のサイコパスなんだから信用できるわけがない。
【#立憲民主党は維新と組むな】立民と維新が国会で共闘路線を組んでも得をしているのは政府との対決姿勢を演出できる維新だけ。立民は本来の良心的なリベラル層の支持を失っている【#維新に騙されるな】。
野田氏はこの番組で
「一本化しようという気持ちがある有力野党が出てきた。
その流れで他の政党とも相談しながら進めたい」
と語ったそうなんですが、立民と維新が候補者を一本化するという話になったときに、国民民主や共産やれいわなど他の野党がこの構想に乗るとでも思っているんですか?
維新と一本化なんてれいわと共産は絶対に乗りません。
最大の支持母体である連合が維新との強力にはNOといっていますから、今勢いに乗っている国民民主もそっぽを向くでしょう。
とにかく野田氏は民主党に自由党が合流したように、立民に維新を合流させたいのかもしれませんが、政界の掃きだめで不祥事を常に起こしている維新と組んでも立民には有害無益です。
それよりあなたたちのような保守的な方々が維新に合流して、立民から消えてくださいな。
エダノンが代表選でほんまに勝っておいてくれたらなあ。
枝野幸男氏は立憲民主党代表選挙で、日本共産党ではなく第2自民党である日本維新の会との距離の置き方を争点にすれば勝てる。イシンジャー野田佳彦元首相や泉健太代表は政権交代を狙う立民代表になる資格はない
参考記事 村野瀬玲奈の秘書課広報室さんより
民主主義弾圧側に立つ維新と国民民主党と、民主主義守護側に立つ日本共産党
身内の性犯罪に甘い維新。女性の敵ではないですか。 #維新は利権と汚職と税金泥棒 #維新・君たちはどうイキるか #維新は最悪の選択肢
編集後記
立憲民主党の小沢一郎氏が次期衆院選に向けた野党共闘について「『日本維新の会は嫌いだ』などと言っていてはいつまでも自民党の腐敗政治を許してしまう」。維新が加わった政権交代など、有権者を絶望させるだけだ
【#立憲民主党代表選2024】「政界の壊し屋」小沢一郎氏のグループが「自爆テロ解散」の野田佳彦元首相を支援することを決定。旧民主党政権と同じように立憲民主党まで野田氏と小沢氏に壊されていいのか。
野田佳彦元首相の立憲民主党代表選決起集会で、小沢一郎氏が壇上の中央に並んで「ガンバロー」。自爆テロ解散で安倍政権誕生に手を貸した野田氏は自民党総裁候補と変わらない。二人は手に手を取って維新に行っとくれ
野田氏は、維新の前の執行部である馬場伸幸前代表や遠藤敬前国対委員長ら維新幹部と定期的に会食して意見交換を重ねる間柄でした。
そして今の前原誠司共同代表とは「盟友」だったと下の毎日新聞に書いてあるんですが、そうなんですか?
まあ、とにかく民進党の代表選挙で前原氏と戦った枝野幸男氏とは距離感が違うのは間違いないんでしょうね。
その後前原氏は小池百合子氏に擦り寄って希望の党騒動を起こして民進党を崩壊させ、枝野氏はそれで立憲民主党を創設したんですから。
野田氏の背後には橋下徹氏のころから維新推しで、橋下氏と一緒になって予備選予備選と言ってきた小沢一郎立民選対本部長代行もいますし、本当にまとめてどっか行ってくれ、維新に逝っとくれ。
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政治
2024年12月6日 0:00 日本経済新聞
立憲民主党の野田佳彦代表は5日のBS11番組で、来年夏の参院選改選1人区での野党候補一本化を巡り、日本維新の会との連携に期待感を示した。吉村洋文代表と前原誠司共同代表が一本化に積極的な姿勢を見せていることを踏まえ「路線は全く同じになった」と述べた。
吉村氏が主張する野党候補の「予備選」については「一つのアイデアだ」と受け止めた。「一本化しようという気持ちがある有力野党が出てきた。その流れで他の政党とも相談しながら進めたい」と語った。〔共同〕
維新予備選「世論調査」に疑義 大阪市長選の候補者選び
2022/9/1 19:31 産経新聞
大阪維新の会本部が入るビル=大阪市中央区
地域政党「大阪維新の会」が来年春に見込まれる大阪市長選の候補者選びで計画している世論調査を使った「予備選」について、総務省から公選法が禁じる「事前運動」に抵触する恐れがあると指摘されたことが1日、分かった。吉村洋文代表(大阪府知事)は「公選法の範囲内で別の方法を模索する」と府庁で記者団に述べた。15日の会合で予備選の詳細を公表する。
維新は、候補者選考で民意を反映させるため、世論調査を活用する方針を固め、7月に準備委員会を立ち上げて具体策を検討していた。
公選法は立候補前に有権者に投票を呼びかける「事前運動」や人気投票の結果を公表することを禁じている。吉村氏は「より多くの方に(予備選で)投票していただく方向性は変わっていない」と強調した。
来年春の任期満了で政界を引退する松井一郎前代表(大阪市長)は1日、予備選では支持する候補を明らかにしない考えを示した。
維新と立憲が接近? 野田氏とかつて盟友、前原氏が共同代表就任
安部志帆子田中裕之東久保逸夫
毎日新聞2024/12/3 19:43(最終更新 12/3 20:39)有料記事1718文字
衆院本会議で代表質問をする日本維新の会の前原誠司共同代表=国会内で2024年12月3日午後3時42分、平田明浩撮影
日本維新の会の国会議員団を束ねる共同代表に、旧民主党など野党第1党の党首を務めた前原誠司元外相(62)が就いた。自公政権に対して接近をいとわなかった前執行部から、吉村洋文新代表(大阪府知事)は「対峙(たいじ)する」と方針を転換。吉村氏が指名した前原氏は、「非自民・非共産の大きな塊」を目指す野党再編が持論で、立憲の野田佳彦代表とはかつての盟友だ。維新、立憲が連携する兆しが出てきている。
前原氏は3日の衆院本会議で代表質問に立ち、自民党が慎重姿勢を崩さない企業・団体献金の禁止について「与党過半数割れの今、全野党で歩み寄れば、衆院で法案を通過させることができる。歴史的な変化を起こせる千載一遇のチャンスが訪れている」と述べ、野党が一致して行動すべきだと訴えた。
衆院会派で維新(38議席)と立憲(148議席)を合わせれば計186議席になり、自民(196議席)に迫る。吉村氏は非公式協議で物事が決まる「永田町の国対政治」を批判しており、オープンな国会審議による「熟議と公開」を追求する野田氏と方向性が同じだ。維新は使途公開義務がなかった政策活動費や企業・団体献金の廃止でも、立憲と同様の主張をしている。
どの勢力も衆院過半数に届かない「宙づり国会」となり、自民、公明両党と経済対策などで事前協議に応じる国民民主党(28議席)に注目が集まるが、維新と立憲が接近すれば、野党間の連携のあり方にも変化が生まれる可能性がある。国民民主の玉木雄一郎代表は3日の記者会見で、前原氏起用について「他党の人事にコメントは控えたい。政策本位で各党と等距離で向き合う」と述べるにとどめた。
来年夏の参院選に向けた選挙区調整も焦点となる。吉村氏は改選数1の「1人区」における野党候補の一本化に向けた「予備選」に言及している。
野田氏は2日、「かみ合った方針を一緒に作ることができると期待したい」と国会内で記者団に述べた。立憲幹部は前原氏の起用を「維新との窓口が開いた。やり取りがしやすくなれば、一緒にできることは増える」と歓迎した。維新前執行部も「前原氏は野田氏と話ができる」との見方を示している。
維新の新体制と自民、立憲との関係
前原氏は「今の世論(の支持)は何でも反対の野党ではない」とし、「熟議の国会をベースに(与野党で)話し合う」と、野田氏と同様の考えを示す。野党再編を目指した信念については「個人の政治家としてはいろいろな思いはある」と複雑な心境をうかがわせたが、「維新の党勢拡大が私に課せられた役割だ」と強調した。
ただ、懸念も指摘される。吉村氏は2日のABCテレビの番組で、新三役に若手を登用したため「前原氏に兄貴分として支えてもらう。経験と実績がある」と説明した。その上で「賛否両論はある。『壊し屋』ではないかというのは分かっている」とも語った。
前原氏は2005~06年に旧民主党の代表を務めた際、偽メール事件で党を窮地に陥らせ、辞任した。17年に旧民進党の代表に選ばれると、衆院選に向けて事実上解党し、小池百合子東京都知事が率いる旧希望の党への合流を図った。結果として、旧民進勢力が立憲と国民民主などに分裂し、安倍政権下で「1強多弱」の構図が強まった。
前原氏は2日の記者会見で、旧民進党の解党は、旧希望の党が自民と1対1で対決する構図を目指したと説明し、「チャレンジしたが政治は結果責任だから、結果は受け止める」と釈明した。「壊し屋」と呼ばれることには「いちいち反応しては政治家はできない」と淡々と語った。
また、国民民主を離党した後、維新に合流したのは10月の衆院選の公示直前だった。それからわずか1カ月半で国会議員団のトップに就くことを不安視する声もある。共同代表には、馬場伸幸前代表と距離のある大阪選出議員の名前も取り沙汰されていた。前原氏は会見で自身の就任について「一番驚いている一人は私だ」と語り、吉村氏からの打診に「本当に私でいいんですか」と確認したと明かした。
与野党構図に影響を与える維新の動向に、ある与党関係者は「前原氏は同じ失敗を繰り返すのではないか。維新分裂なら、与党に吸収して過半数を目指せばいい」と語った。【田中裕之、東久保逸夫、安部志帆子】
維新、政治改革巡り新体制の立民に秋波 野田佳彦氏の代表就任で「共通点は多い」
2024/9/24 20:32 産経新聞
新代表に就任し日本維新の会の馬場伸幸代表(左)へあいさつする立憲民主党の野田佳彦代表(中央)=24日午後、国会内(春名中撮影)
立憲民主党の野田佳彦代表の就任を機に、日本維新の会が政治改革を巡る両党の連携の可能性を探っている。野田氏は党代表選で政治改革推進を強く訴えた経緯があり、代表就任によって協力の機運が高まったと判断した。野党第一党である立民との接近を演出することで、国会対応で与党を牽制しやすい環境を整える狙いもあるようだ。
「共通点は多いし、一緒にやれるところもある」
維新の遠藤敬国対委員長は24日、国会内で記者団にこう語り、野田氏の代表就任を歓迎した。
また、立憲民主党などとの共同提出を目指して、政策活動費や企業・団体献金の禁止を盛り込んだ政治資金規正法改正案を10月1日召集の臨時国会に提出する方針を明らかにした。
野党第一党の立民と第二党の維新の関係にきしみが生じた場合、国会での攻防の際に与党につけ込む隙を与えやすい。遠藤氏は、野党の連携が不十分だと与党に緊張感を与えることができないと主張した上で「一致点を見いだして一緒に戦っていく」と強調した。
野田氏は、馬場伸幸代表や遠藤氏ら維新幹部と定期的に会食して意見交換を重ねる間柄で、立民代表選で争った4候補の中では最も維新に近い。8月には、維新が国会内で開いた政治改革に関する勉強会に講師として参加した。
共同提出を目指す改正案は、勉強会で野田氏が訴えた内容を下敷きにしてまとめている。維新側は24日、新執行部発足のあいさつに野田氏らが国会内の控室に訪れた際、改正案の共同提出を呼び掛けた。
もっとも、野田氏が念頭に置く国政選挙での両党の候補者調整に関しては、維新は消極的な立場だ。馬場氏は、野田氏の代表選勝利を受けて23日に発表した談話でも「総選挙に互いに全力でぶつかっていく」と表明した。
ただ、この発信を巡り、立民との協調を志向する維新の一部若手らは不安の声を漏らしている。共同提出呼び掛けの背景には、立民との良好な関係を演出する必要に迫られているという事情もあるようだ。(松本学)
維新・吉村新体制で野党共闘進むか 波紋広げる「予備選」構想
深掘り田中裕之
毎日新聞2024/12/1 18:19(最終更新 12/1 20:20)有料記事1637文字
日本維新の会の臨時党大会で、代表選の候補者あいさつをする吉村洋文氏=大阪市北区で2024年12月1日午後4時15分、長澤凜太郎撮影
日本維新の会の臨時党大会が1日、大阪市内で開かれ、馬場伸幸氏の後任となる新代表に吉村洋文大阪府知事(49)が選ばれた。国会で埋没しがちな党勢を立て直し、2025年夏の参院選に向けた体制を構築できるか。吉村氏は野党共闘を重視しており、前体制の与党協調路線に変化が生まれる可能性がある。
共闘実現なら参院選で与党過半数割れも
吉村氏が代表選の討論会で打ち出し、他の野党に波紋を広げたのが、参院選の「予備選」構想だ。
改選数1の「1人区」について「(野党同士で)潰し合うよりは、まずは準決勝をやって(与党と)1対1の対決に持ち込むべきだ」と主張。選挙前に野党候補を一本化するための「予備選」を実施する案を掲げた。
全国に32ある1人区は、参院選の勝敗を左右する。
10月の衆院選比例代表で各党が得た票数を基に参院選の結果を試算すると、立憲民主、維新、共産、国民民主、れいわ新選組、社民の6野党が一本化する場合、1人区は野党の「29勝3敗」になる。参院でも与党が過半数割れに追い込まれる可能性が出てくる。
記者会見で質問に答える立憲民主党の野田佳彦代表=衆院第2議員会館で2024年11月15日午前10時43分、平田明浩撮影
吉村氏の主張に対し、立憲の野田佳彦代表は11月22日の記者会見で「方向感が一緒だと思うので、よい提言をしていただいている」と歓迎。一本化の方法については「予備選や互いが合意した世論調査とか、いろんなアイデアはある。相手方のトップが決まったら相談していきたい」と前向きに捉えた。
一方、国民民主の玉木雄一郎代表は「1人区での調整をどこまでするのか、しないのか、今後考えていきたい」と態度を保留。共産の小池晃書記局長は「維新とはかなりの政策的な違いがある。選挙協力は考えにくい」と距離を置いた。
協調か、対立か 問われる政権との距離
維新は馬場前代表の時代には、政府提出法案に賛成するなど自民党への接近をいとわず、「与党の補完勢力」(小池氏)とやゆされた。その半面、馬場氏は立憲を「たたきつぶす」などと敵視する発言を連発。衆院選の候補者調整にも応じず、全国163選挙区に独自候補を擁立した。
吉村氏は代表選で、自民に対する関係の見直しを図る兆しを見せた。11月22日のユーチューブ番組では衆院選の敗因について、維新が「政策活動費」の領収書を10年後に公開するという「妥協案」で自民と合意したことを批判。「有権者から見れば『自民と維新は一緒』という中で(政権批判票の)受け皿になりきれなかった」と指摘し、自民との距離感に問題があったとの認識を示した。
インタビューに応じる国民民主党の玉木雄一郎代表=東京都新宿区で2024年10月27日午後10時8分、手塚耕一郎撮影
国政では、衆院で維新の38議席を下回る国民民主(28議席)が、「年収103万円の壁」引き上げなどを巡り存在感を増している。議席数では国民民主と同様にキャスチングボートを握れる立場の維新が、今後どのような姿勢で政権と対峙(たいじ)するのか。官邸幹部は「維新の代表が交代したら様子を見たい」と関心を寄せる。
「国政組」と吉村氏、確執の危険性も
だが、維新の国会議員団の中には、吉村氏が知事の職務をこなしながら国政に関わることを不安視する声が根強い。吉村氏は14年12月~15年10月の9カ月半、衆院議員を務めたが「国会の仕事には深く関わらなかった」(維新幹部)とされる。
吉村氏は代表選終盤の討論会で維新の政策決定の在り方について「事実上、国対(国会対策委員会)で決まっている」と問題視し、「政策決定プロセスのルールを作る」と強調した。
国対は各党に設けられ、国会運営について水面下で他党と折衝する裏方だ。
吉村氏の発言に対し、維新の遠藤敬国対委員長(当時)は記者団に「国対政治が駄目だと言う前に、なぜ国対があるのか整理が必要だ」と不快感を示した。藤田文武幹事長(同)も「(政策は党の)政務調査会で議論して決を採り、役員会で決定する」と説明した。
「永田町文化をぶっ壊す」と唱える吉村氏の姿勢は、維新の「国政組」との確執を招く危険性もある。2日に選出される国会議員団の代表と、どう連携していくかが課題となりそうだ。【田中裕之】
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