日本の宇宙航空研究開発機構「JAXA」と欧州宇宙機関「ESA」が共同で運用する水星探査機「ベピ・コロンボ」は、5回目となる水星のフライバイに成功した。このフライバイで注目すべき点は、史上初めて中赤外線を用いた水星の表面の観測が行われたことだ。これまで水星は、月に似た暗い地表や、奇妙なほどに少ない鉄分など、多くの謎に包まれていた。今回撮影した中赤外線画像は、この奇妙な特徴の秘密を解明する貴重な手がかりになるだろう。水星探査ミッション「ベピ・コロンボ計画」 水星は、太陽系の岩石惑星の中では、もっとも調査が進んでいない惑星だ。JAXAとE […]